観光庁は30日、訪日外国人観光客の受け入れ再開に向けて実施中のパッケージツアーの実証事業で、ツアー参加者1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。大分県に滞在中で、県内の宿泊療養施設で待機予定。同行者3人は濃厚接触者としてツアーを中止し、ホテルに待機している。
観光庁によると、感染が確認された参加者は、30日にのどの痛みの症状が出たため、医療機関で抗原検査を受けた。発熱はないという。同行者3人に症状はなく、簡易検査キットによる検査で陰性だった。
観光庁は、参加者のプライバシーに配慮して、感染者の名前や性別、滞在先の宿泊施設名などは公表していない。